近郵船舶管理株式会社

安全運航への取り組み APPROACH

安全運航への取り組み

いくら最新の航海計器や機関制御装置を備えていても、それを使いこなすには高度な知識、海技が必要です。
近郵船舶管理では、安全運航達成には海上従業員の技術向上が最重要と考え、様々なバックアップ体制を整えています。
その内の幾つかをご紹介致します。
下記に挙げる研修以外にも、海上従業員の技術向上につながると思える研修があれば積極的に参加し、高いレベルでの安全運航を目指しています。

BRM研修 (Bridge Resource Management)

BRM研修 (Bridge Resource Management)

本船のブリッジにある人、物、情報をすべて安全航行のための資源(Resource)として捕え、それを有効に活用するための訓練。
船長、航海士、操舵手など役割を決め、チームワークで実施します。
いかに優れた船長でも、重要な情報を見逃したり判断ミスを犯さないとは限りません。この訓練により、船橋にいる全員がチームとして船を運航し、お互いに補完し合いながら安全運航の達成に向け一致協力することを学びます。

訪船

訪船

安全運航には、海陸一体となった取組みが必要不可欠です。
近郵船舶管理では定期的に各船を訪船し海上従業員との意思疎通を図り、事故ゼロに向け海陸一丸となって取り組んでいます。

スキルアップ研修

その他、次のような研修にも積極的に参加。常に海上従業員のスキルアップを目指しています。

溶接・旋盤
研修
ガス・アーク溶接、旋盤に関する知識と技能習得の為、実技中心の講習を受けます。
配電盤
研修
電気基礎講習をはじめとする動力、計装システムの研修をし、主配電盤・始動基盤及び計装盤をより安全に使用できる技術を身に付ける。
電子制御エンジン
研修
電子制御エンジンの機械部品と制御システムの安全な運用や保守を確実に行う為の技能と知識を取得する研修。
若手社員
研修
定期的に若手海上従業員を本社に招き安全統括管理者や工務監督による研修を行うと共に、研修後は近海郵船株式会社陸上社員との合同懇親会を開き社員間の融和を図っています。
管理者
研修
定期的に船長、機関長、船機長候補者を本社に招き、安全統括管理者や工務監督による実務的な研修に加え、RORO船運航に関する費用・採算からメンタルヘルス・海上従業員管理まで、幅広く研修を受けます。
船長操船
研修
船長・船長登用予定者に強風時などの様々な状況を想定した離着岸、及び狭水道通峡のシミュレーション訓練を実施しています。
航海当直
研修
若手航海士を対象とした航海当直中の事故事例やその原因についての座学、及び事故が起きやすい状況を想定したシミュレーション訓練を実施しています。